特集 カルテ開示時代の看護記録
日本看護協会の看護記録開示に関する指針がめざすもの―「看護記録の開示に関する検討プロジェクト」の報告と提言
太田 加世
1
1日本看護協会政策企画室
pp.520-523
発行日 1999年7月10日
Published Date 1999/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901962
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1998年6月に,「カルテ等診療情報の活用に関する検討会報告書」(以下,報告書とする)がまとめられ,厚生省に提出された.報告書には,診療情報の提供および診療記録の開示を法制化することが提言されている.ここでいう診療記録には看護記録が含まれており,この報告が看護記録の開示および法制化の提言でもあることについては,新聞や雑誌等ですでにご存知の読者も多いだろう.
日本看護協会では,昨年11月に「看護記録の開示に関する検討プロジェクト」(以下,プロジェクトとする)を設置し,看護記録の開示に関する検討を始めた.プロジェクトのメンバーを表に示す.
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