特集 ひろがる患者ニーズと看護・医療サービス
患者の生の声を聞いてください―"患者塾"を開いてみて
辻本 好子
1
1医療人権センターCOML (コムル)
pp.285-291
発行日 1991年9月15日
Published Date 1991/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901839
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はじめに
医療人権センターCOML(Consumer Organization for Medicine & Law)は,医療と法の消費者組織として1990年9月にグループを結成,活動をスタートしました.医療の主人公が患者であるように,COMLの主体も医療消費者である患者・市民です.患者だけでなく,医療の現場における全ての人の権利が守られること,そして,患者が自立した主体として医療に参加することを目指しています.協力者として,医師を始めとするメディカルスタッフ,弁護士ら専門家がグループを構成し,より良い医療の実現を目指し,ネットワークの拡大を図っています.
主な活動は,機関紙の発行,シンポジウムやミニセミナーなどの主催.そして,電話や手紙で寄せられる患者さんの悩みや質問に少しでも役立つ情報を返すために,各専門家の協力をコーディネートし,できるだけ速やかに回答する努力もしています.
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