連載 公立富岡総合病院・青木孝子―その人と実践・9
新しい時代へ・婦長たちに伝わる想い
林 千冬
1
1神戸市看護大学
pp.462-467
発行日 2002年6月10日
Published Date 2002/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901652
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──袖触れあった人たち1011人との出会い
2001(平成13)年11月29日。停年を4か月後に控えた青木の「30年の思い出」と題する記念講演が,看護部主催のもと院内で開催された。
「今日は30年の思い出というテーマで話す場を与えていただいて大変嬉しいやら,何か『えーもう30年経ってしまったのかなぁ』という思いがない混ぜなんですけれど,まずはこの30年間,ここで働かせていただいたことを本当に感謝したいと思っています」。いつものように柔らかな声で始まった挨拶は,次にいかにも青木らしいデータの羅列に続いていく。
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