特集 今,婦長に求められるもの
今,婦長に求められるもの—“ケア”こそ婦長の仕事
加納 佳代子
1
1千葉社会保険病院
pp.122-126
発行日 1992年2月1日
Published Date 1992/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900560
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友人との再会で考えさせられたケア
20年ぶりに高校時代の友人に会った.友人は,3人の子の母親である.3人目の子は生まれた時から発作を繰り返し,病名が分からないままにいくつかの病院を転々とした経験を持つ.その彼女が言うには,「病棟の婦長の姿勢と,病棟全体の姿勢は同じ.婦長を見れば,その病棟にわが子を安心して預けられる所かどうかが分かる」のだそうだ.
ギクッとしながら,自分の過去を振り返ってみると,実によく当てはまっている.
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