特別記事
看護介護開発室長の役割と実践―新しいポジションに挑む
桑田 美代子
1
1青梅慶友病院看護介護開発室
pp.370-374
発行日 2002年5月10日
Published Date 2002/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901633
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はじめに
「看護介護開発室とは何をするところですか?」とよく尋ねられる。確かに,不思議に思う人は多いだろう。日本の看護職で,看護介護開発室長という肩書きで働いているのは筆者だけではないだろうか。
筆者は総合病院や看護学校の勤務を経て進路に迷っていたとき,これから訪れる日本社会の状況,自分のキャリアや自分らしさがどの現場で活かせるかを考えた。悩んだ末,老人看護のスペシャリストになろうと決めたのである。そのとき「老人ケアなら青梅慶友病院」と紹介されたのがきっかけで当院に就職することになった。1994年6月のことである。
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