特集 職場運営の悩み人間関係マネジメント
円滑なチームワークの秘訣―固定チームナーシングの理念を活かした看護部運営
松田 由美
1
,
森本 弘子
1
,
西垣 弘子
1
1鳥取市立病院看護部
pp.918-922
発行日 2002年12月10日
Published Date 2002/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901555
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はじめに
当院は,看護方式に固定チームナーシングを取り入れて19年目になる。それぞれの部署で試行錯誤し,少しずつ形を変えてはいるものの,シンプルな形で継続されている。比較的うまく運営できている要因には,看護部全体が病院理念に基づいて,「良い看護をしたい」という思いを持ち,固定チームナーシングを継続していること,運営上で判断に迷った時に軌道修正を受けるシステムが確立していることなどがある。また,教育体制として,研修を受けるだけでなく,それを全体に還元できるようマニュアルを作成したり,メンバーを巻き込んだ看護研究を行なっていることなども挙げられる。
ここでは,当看護部の運営を支えているチームワークについて紹介したい。
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