第18回日本病院学会臨時増刊号 専門集会の部
III 病院職員の身だしなみと礼儀
森 直一
1
,
笠木 茂伸
2
,
高山 茂夫
3
,
田川 明子
4
,
伊瀬 寿子
5
,
関 武矩
6
1武蔵野赤十字病院事務部
2河野臨牀医学研究所付属第三北品川病院
3社会保険船橋中央病院事務
4大阪赤十字病院内科病棟
5虎の門病院
6聖路加国際病院秘書課
pp.64-66
発行日 1968年10月20日
Published Date 1968/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203453
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■5月29日(水)/15.00〜16.50
病院職員の身だしなみと礼儀という問題は,われわれ平素なんでもないこととして考えていたことである。すなわち,これを単に表面的にとらえてきたことであるが,今回この問題を,院長,事務長,看護婦,ハウスキーパー,第一線職員の教育を担当する責任者といった,それぞれの立場で考えてもらったのである。
病院に来院する患者はあらゆる階層から,知性の高い人も,そうでない人も,老人や子供といったすべての人が,病気を治療し,健康を得たいという願望を持ってくるが,本当の意味での治療や看護がじゅうぶん効果を発揮するには,人間関係がその根本をなすということは当然のことである。その人間関係については,対外的にも対内的にも納得がいくものでなければならない。そうでないと,身だしなみや礼儀は荒廃してしまう。
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