特別記事
主任・副主任の任期制度をとりいれて―厳しいけど,個人を活かせる看護管理
五十里 瑞枝
1
1医療法人牧和会牧病院
pp.452-455
発行日 2001年6月10日
Published Date 2001/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901436
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はじめに
病院を利用される患者さんに,「より質の高い医療・看護が提供できる」ために,そして「個々の看護者が,のびのびと仕事をし,1人ひとりそれぞれの良いところを十分に発揮できる職場を提供できる」ために,看護の現場でリーダーシップとマネジメント能力を発揮できる看護管理者が必要とされます。さらに,刻々と変化していく医療の現場では,状況を読み,的確な判断と対応をしていくことが看護管理者に求められます。
現在,管理職への昇進は,本人の能力評価はされても,年功序列での昇進が多いようです。しかしそれでは,能力のある若いスタッフの意欲や希望を摘むことになり,早期退職にもつながりやすいでしょう。当院では,これらの状況を考慮して,結果的に「看護管理者の任期制度」をとりいれることになりました。まだ歩み始めたばかりなので課題も多いのですが,概要を紹介しますので,ご参考になれば幸いです。
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