連載 ケアの質とスタッフ配置のための研究・2
米国の「患者分類システム」を日本で試行してみて―一般病院の内科病棟における重症度分析およびスタッフ配置
竹谷 美穂
1
,
住吉 蝶子
2
,
山崎 慶子
3
,
Joanne M. August
4
,
瀬下 律子
5
,
杉崎 照子
5
1厚生中央病院看護部
2札幌医科大学保健医療学部看護学科
3東京女子医科大学病院看護部
4QuadraMed社 Director Patient Focused Solutions
5厚生中央病院
pp.485-492
発行日 2000年6月10日
Published Date 2000/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901224
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はじめに
前回で触れたように,私たちは1996,97年度の厚生省看護対策総合研究事業である「わが国および諸外国の変動する看護提供システムに関する研究」で,米国においてはスタッフ配置をするための患者分類システム(Patient Classification System)を使用して,各シフト(日勤・夜勤など)ごとに看護要員数の算定がなされていることを知った。
米国の病院ではDRG/PPS方式が導入されて以来,質の高い看護実践をそれまで以上に要求され,そのいくつかの方策の1つとして患者分類システムが取り入れられている。
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