連載 座談会シリーズ 看護実践における倫理性・6
精神科領域
「人が好きであること」がもたらすもの
山内 真知子
1
,
西 豊子
2
,
末安 民生
3
1慈心会村上病院総看護部
2豊永会飯塚記念病院
3東海大学健康科学部看護学科
pp.626-633
発行日 1998年8月10日
Published Date 1998/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900870
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末安 他の診療科と違って,精神科は閉鎖的にならざるを得ないところがあるし,法律で縛られていることも多いので,倫理ということを考えると,どうしても条件が不利に思えます.
僕はたくさんの病院を訪ねる機会がありますが,最近目につくのは,看護管理者の目が制度に向いていることなんです.たとえば,診療報酬の制度を活用して,6人部屋を4人部屋にし,補助者も含めて看護職員数を増やす.それらのことが看護者にとって有利にはたらき,なおかつサービスが向上している部分もあると思います.
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