連載 高嶋妙子のページジャック!・3
医療チームの「良心」―倫理委員会と看護部
高嶋 妙子
1
1聖隷浜松病院
pp.472-473
発行日 1998年6月10日
Published Date 1998/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900838
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昨年度は当院の倫理委員会がひときわ機能を拡大した記念すべき年となった.倫理的な視点をいっそう浸透させるために,2つの小委員会が発足したのである.「医療倫理問題検討小委員会」と「臨床研究審査小委員会」がそれで,母体の倫理委員会との連携を持ちながら,現場の問題を即時的に検討していくことになっている.発足してから8年目の成果である.
この間倫理委員会は当院の良心としての役割を十分果たした.この委員会の存在によって,ベッドサイドの看護婦たちのジレンマがずいぶん軽減できたのである.顧みれば顧みるほど,倫理委員会と看護部の縁は深い.委員会のこれまでのプロセスを振り返り,院内倫理委員会と看護の関わりを見つめてみたい.
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