人
精神医療界の良心としての活躍を期待石川県立高松病院院長 道下 忠蔵氏
富井 通雄
1,2
1全国自治体病院協議会
2岡山県立岡山病院
pp.820
発行日 1985年10月1日
Published Date 1985/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208685
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道下忠蔵先生を,私は加賀の殿様とひそかに呼ばせてもらっている.それにふさわしい風貌と指導者としての天性を備え,高い識見を持っている.その上誠実,清廉,慈愛に満ちた温厚な人柄であり,関係各方面からの絶大な信頼と尊敬とを集めているからである.
陸軍士官学校から金沢大学医学部へ進み,昭和27年卒業後,直ちに同大学の神経精神医学教室秋元波留夫主任教授に師事し,同大学助手,次いで昭和30年から13年間民間精神病院の運営管理を経験した後,昭和43年6月切望されて開設間もない石川県立高松病院の初代専任院長に就任し,現在に至っている.
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