連載 ―看護管理者にかかせない―診療報酬の知識・1【新連載】
看護料はなぜ人数評価なのか
野村 陽子
1
1厚生省保険局医療課
pp.686-689
発行日 1997年9月10日
Published Date 1997/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900702
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診療報酬制度については,見直しの必要性が国会で取り上げられ,財政構造改革会議でも議論がなされているように,多くの人々の関心事となっている.看護職にとっても診療報酬に無関心ではいられない時代であるといえる.しかし,看護職の日常業務の中では直接診療報酬に触れることは少ない.診療報酬体系は複雑で用語もわかりにくいため,これを全体的,本質的に理解することは簡単ではない.私自身も厚生省で診療報酬業務を3年間担当して,ようやく全貌が理解できたという状況である.
そこで,この連載では,診療報酬について日頃から受ける質問や意見,要望を中心にテーマを設定し,できるだけわかりやすく解説していきたい.それによって診療報酬についての理解を深めていただき,読者のみなさんの職場でも診療報酬のあり方に関する議論が活発になることを期待している.
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