明日の検査技師に望む
日々の自己研鑽に励むこと
米満 博
1
1千葉大学医学部附属病院検査部
pp.506
発行日 1991年6月1日
Published Date 1991/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900622
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本欄への原稿を依頼され,あらためてこの欄に記された先達たちの検査技師諸君に対する考えかたをしみじみと読ませていただいた.永年,臨床検査の分野における指導的立場にある方々のご御意見だけに,いずれも臨床検査とそれを担う検査技師に対する深い愛情と哲学がにじみ出ている.
臨床検査の分野が質,量ともに長足の進歩を遂げ,臨床医学に重要な位置を占めるに至ったことはあらためて言うまでもない.その進展の速さが目まぐるしいほどである.この進歩の中核となったのが中央検査室制度であり,検査技師である.しかし,最近は検査室に対する考えかたに一部変化が生じていることも事実である.このような流動的な情況の中で,明日に向けて,今以上に検査技師全体の立場を高め,一人一人が臨床検査の進歩に対応していくには,どうしたらよいであろうか.
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