連載 それ,現場で実際どうしてます?—現場で働く多様な理学療法士による座談会・第4回【最終回】
自己研鑽ってどうやって促しますか? それとも促せるものではないですか?
野添 匡史
1
,
安倍 恭子
2
,
加賀野井 聖二
3
,
瀬川 栞
4
,
西山 新治
5
Masafumi NOZOE
1
,
Kyoko ABE
2
,
Seiji KAGANOI
3
,
Shiori SEGAWA
4
,
Shinji NISHIYAMA
5
1兵庫医科大学
2済生会山形済生病院
3芸西病院
4JCHO星ヶ丘医療センター
5亀田浜荻クリニック
pp.1127-1130
発行日 2025年9月15日
Published Date 2025/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590091127
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どんなきっかけでも,いつ始めてもいい
野添 最終回のテーマは「自己研鑽」です.医療の進歩に後れをとらず,患者さんによい理学療法を提供するために,自己研鑽は専門職である私たち理学療法士の義務です.講習会に参加する,論文を読む,周囲の先輩に指導を仰ぐなど,さまざまな形で,一人ひとりが研鑚を積んでいることと思います.全員が積極的に自己研鑽に励むことができるのが理想ですが,なかなかそうもいきません.「自己研鑽を促す」というのも変な日本語ですが,自己研鑽できるように先生方が推奨していること,あるいは施設で推奨されていることなどがあったら教えてください.
加賀野井 外部の勉強会や県士会活動,学会への参加を推奨しています.また参加後は,できるだけ懇親会へも参加するように促しています.そこには同じ問題意識をもった同志が大勢いるので,懇親会への参加で誰か1人でもつながりをつくってくれば,そこからコミュニティが広がるし,情報も入ってくるようになります.

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