特集 看護診断導入により変わったこと
(調査報告)看護診断を導入している病院施設における管理体制の実態に関する一考察
松浦 真理子
1
,
平田 暁子
2
,
常盤 文枝
2
,
堺 恵子
3
1東京厚生年金病院
2日本赤十字看護大学
3日本赤十字看護大学博士後期課程
pp.402-406
発行日 1996年6月10日
Published Date 1996/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900500
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はじめに
現在わが国の看護界では,「看護診断ブーム」ともいうような現象が起こっている.看護診断研究会をはじめ,昨年からの第1回看護診断学会では,全国から3000人を越す参加者が集まり,今年6月開催の第2回看護診断学会ではそれを大幅に上回る参加者数が見込まれている.このような多くの看護婦の熱い視線と期待を担っている「看護診断」は臨床現場の中で,これからいったい何を原動力にし,どのように成長していくのだろうか.
この報告は,すでに看護診断を導入している病院における看護診断に関する実態を,管理的な視点で明らかにすることを目的として行なった調査に基づいている.
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