連載 医療安全確保のための看護提供体制を考える・2 厚労科研「医療安全確保のための看護体制のあり方に関する調査研究」より
夜勤体制の実態と制度の変遷(その2)
夜間の看護提供体制の実態調査から
奥村 元子
1
1日本看護協会中央ナースセンター業務部
pp.636-641
発行日 2003年8月10日
Published Date 2003/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100884
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本稿では,看護職の夜勤に関する最近のデータをもとに現場が直面している課題を整理し,看護提供体制のあり方を考えてみたい。
当直制の激減, 制度も交代制が要件に
一般病棟をもつ病院の勤務体制(病院数で見た構成比)は,1996(平成8)年には3交代制が2交代制より多かったが,1999(平成11)年にはほぼ拮抗している(表1)。1980年代以降,3交代制は約半数で大きな変化はないが,当直制は2交代制に切り替わってきた。
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