研究・調査・報告
妊娠腹帯についての一考察—妊婦の実態調査より
川崎 一子
1
,
宮崎 文子
1
,
毛利 益江
1
,
松尾 寿子
1
1福岡県立看護専門学校
pp.395-399
発行日 1976年7月25日
Published Date 1976/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205066
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1.はじめに
妊娠腹帯については神功皇后の故事以来,人々の生活の中で絶えることなく今も受け継がれている。しかし,戦後生活様式も変わり,衣服は和服から洋服に移り,勤労婦人の増加もあって,コルセット式や伸縮性のものも市販されてきた。また,腹帯について「医学的に無用」とか,若い妊産婦の中には「腹帯を使用しない」という声も耳にする。そのような中で現実をとらえ,われわれの今後の業務に役立てたいと思い,この研究にとり組んだ。
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