連載 人間として,医療人として―東海大「安楽死」事件はわれわれに何を教えたか・3
看護者たちの逡巡
奥野 善彦
1,2
1北里大学
2奥野法律事務所
pp.214-220
発行日 1996年3月10日
Published Date 1996/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900470
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再び告知問題を取り上げたい.
本件患者に初診の段階からかかわりをもち,亡くなるまで主治医をつとめたN医師は,弁護人の「本件の患者の場合に,患者自身に病名を告知することが困難な状況というのはあったんでしょうか」との質問に対し,
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