特集 婦長登用の基準と条件
婦長の人事交流と視野の広がり―市統一試験と研修の成果
飯豊 祥子
1
1横浜市立大学医学部附属病院看護部
pp.865-869
発行日 1996年12月10日
Published Date 1996/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900434
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はじめに
近年,社会環境の変化によって医療ニーズは複雑多様化し,看護婦(士)の役割の拡大と質の充実がより一層求められている.看護管理者は,これらの現状を踏まえた上で,将来の変化を予測し,質の高い看護を提供するために,それぞれの医療施設において看護サービスや管理機能を高めることが期待される.
また,「提供する看護の質が,病院の評価の決め手である」という発想にたてば,看護管理のあり方に,その病院の運命がかかっているともいえるだろう.的確な状況判断に基づいて意思決定を行なうための看護管理者の能力発揮のための人材育成がポイントとなる.
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