連載 Masterたちの病棟レポート・3
さまざまな立場で働く修士号ナースへの理解を
グレッグ 美鈴
1
1千葉労災病院
pp.247-251
発行日 1993年7月15日
Published Date 1993/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900178
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はじめに
今回の私の原稿は,企画者の企画意図には全く添わないものではないかと思っている.そう思いながらも原稿を書くことにしたのは,企画意図にほんの少し異議を唱えたかったし,また修士号を持つ臨床看護婦と一言でいっても,様々な人がいることを知ってもらいたかったからである.
本原稿の執筆内容は,1.臨床ではどのような業務をしているのか,2.私たちを受け入れる態勢はどうであったか,3.私たちはどのように現場に入ったか,4.私たちが入って現場は変わったか,5.「私たちを活用する」ために希望することの5点だという連絡を頂いた.私は現在,内科病棟で5年目になる1人のスタッフ・ナースとして働いていて,そのことが極普通のことであり,修士号を持つ臨床看護婦が皆,何か特別の役割を果たすべきだという発想には,疑問を持っている.
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