焦点 質的研究方法を用いた看護学の学位論文評価基準の作成―大学院博士課程における質的研究方法の教育
修士課程では質的研究に関してどのような教育が行なわれているか
大熊 恵子
1
,
安保 寛明
2
1聖路加看護大学
2東北福祉大学健康科学部保健看護学科
キーワード:
修士課程
,
質的研究方法論
,
シラバス
,
アンケート調査
,
大学院教育
Keyword:
修士課程
,
質的研究方法論
,
シラバス
,
アンケート調査
,
大学院教育
pp.315-320
発行日 2009年9月15日
Published Date 2009/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100379
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はじめに
一般に,修士課程に進学する学生のほとんどは,指導教員や所属研究室を臨床領域で選択することが多い。また修士課程における大学院教育では,研究方法に関する基本的な知識と技術は,カリキュラム上の講義や演習か所属研究室でのゼミから学ぶことが多いと思われ,各大学院によってさまざまな方法がとられている。質的研究方法を用いて書かれる学位論文に対する適切な審査過程を検討するためには,まず,大学院でのコースワークにおける質的研究に関する教育内容の実態を調査する必要があるのではないかと考えた。
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