連載 コンピュータによる看護婦勤務表作成の隘路・2
より実用性,柔軟性の高いシステムの構築―鹿児島大学医学部附属病院における勤務管理支援システム
宇都 由美子
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1鹿児島大学医学部附属病院医療情報部
pp.120-125
発行日 1993年3月15日
Published Date 1993/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900151
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はじめに
勤務スケジューリングをコンピュータで解く試みは,看護をはじめとする医療関係者のみならず,工学関係あるいは企業など多方面の関心を呼び,様々なアプローチが加えられるようになった.このようなソフト開発に加え,一方では,技術革新や企業努力によってコンピュータのハードの低廉価が進み,勤務表作成に関するシステムが手に入りやすい環境が整いつつある.
しかし,現在までのところ,看護勤務の自動スケジューリングに関するソフトで,利用者のニーズを満たし,良い評価を得ているものは皆無に等しい状況である.
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