焦点 看護管理と情報テクノロジー
報告
鹿児島大学医学部附属病院における看護情報システムの開発とその評価
宇都 由美子
1
1鹿児島大学医学部附属病院・医療情報部
pp.381-390
発行日 1995年10月15日
Published Date 1995/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900315
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はじめに
「看護の茫漠とした要素を,いかにコンピュータシステムと結びつけるか」,これは,鹿児島大学医学部附属病院の看護におけるシステム化の終始一貫した課題である。
本院においては,1984(昭和59)年より膠着した病院機能の近代化および患者サービスの向上を目的として,オーダリングシステムを核とする総合的な病院情報システムの開発,導入に取り組んできた。医師や看護婦らが発生源で入出力を行なうという運用形態で,大幅な病院機能の改革に取り組んだ国立大学附属病院としては,当時まだ2例目であった。
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