連載 コンピュータによる看護婦勤務表作成の隘路・1【新連載】
コンピュータを導入した看護婦勤務表作成の現状と課題
竹本 敬子
1
1JR東京総合病院
pp.38-42
発行日 1993年1月15日
Published Date 1993/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900144
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はじめに
ここ数年病院におけるコンピュータ導入が急速に進み,看護の分野においてもさまざまな方面でコンピュータ利用の取り組みがなされている.看護婦勤務表作成もそのひとつで,10数年前から着手されているが,その普及は遅々として進んでいないのが現状である.
看護婦3交代勤務表は,各病棟の婦長がその神業的ともいえる手法で作成しているが,婦長にとっては最も神経を使う業務の1つである.しかもその作成には多くの時間を費やし,超勤することもしばしばである.各施設,病棟によってさまざまな条件があり,勤務表作成は一律にはいかないのも事実であるが,なぜコンピュータが十分活用されないのか.
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