新人看護職議員の永田町だより いま,国政の場では―看護職出身の2人の国会議員による活動日記
看護婦人材確保法案参議院へ
清水 嘉与子
1,2
1参議院
2自由民主党
pp.198
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900103
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3月7日,"看護婦等の人材確保の促進に関する法律案"が内閣から参議院議長に提出されました。高齢者保健福祉十か年戦略,いわゆるゴールドプランの具体化にあわせて俄かに看護・介護分野に働く人々の確保対策が大きな社会問題としてクローズアップされてきました.
自民党看護問題小委員会が昨年7月"看護婦の人材確保法案"の制定を提言したことは既にご存知のことと思いますが,その後厚生省と労働省においてもこの問題に積極的に取り組んだ結果,今国会に厚生省から看護婦のための前記法案と社会福祉施設職員のための"社会福祉事業法及び社会施設職員退職手当共済法の一部を改正する法律案"が,労働省から家政婦等を対象にした"介護労働者の雇用管理の改善等に関する法律案"が出されることになりました.厚生省の2法案は参議院先議ということで,私の所属している厚生委員会に付託されます.法案の成立に反対の党はないと思いますが,明日から参議院に舞台を移して行なわれる平成4年度予算案の審議では全大臣を拘束してしまうため,その進捗状況をみながら厚生委員会を開催しようと,いま水面下で与野党幹部の間の調整が行なわれているところです.
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