連載 看護管理 ときにはバーディー ほぼパー・13
情報は生きていく力になる
坂本 すが
1
1東京医療保健大学
pp.76-79
発行日 2024年1月10日
Published Date 2024/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202578
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以前に,クリティカルパス(クリニカルパス)が日本に紹介されて間もない頃に,導入を目指して,急ぎクリティカルパスを作成し,書籍にまとめたと述べました1)。私がクリティカルパスを導入すべきだと思ったのは,医師-患者間や医師-看護師間(他の職種も同様)で,それぞれが持っている情報量の差,つまり情報の非対称性が気になっていたからです。
情報をより多く持っている医師にひれ伏してしまうような感覚を持ったり, 医師にその都度問い合わせねばならなかったりすることに不便を感じたことは誰しもあるでしょう。情報の非対称性を解消するのにクリティカルパスのような媒介物が役に立つと思い,推進しました。
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