連載 私のターニングポイント・第16回
「自分らしく」生きていくことを選択
北山 哲也
1
1甲斐リハビリテーションクリニック
pp.461
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202282
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私は今年4月で臨床25年目を迎えます.そして,これから先も臨床家であり続けたいと考えています.今振り返ると,若い頃から知識・技術を極めたいという気持ちが強く,給料のほとんどは学会,研修会,講習会などの参加費に費やしていました.お陰で結婚するときにはほとんど貯金はなく,その影響かどうかはわかりませんが今でも妻には頭があがりません.
私は幸いなことに,海外における講習会参加や臨床経験を積むことができ,国際ライセンスを取得することもできました.また,偉大な先輩の後を継いで生涯学習に関係する県士会理事を担当し,日本神経理学療法学会では運営幹事として職能・学術に関係するやりがいのある仕事もさせていただいています.さまざまな仕事を通した仕合わせは,私の視野を広げてくれました.「スパイラル・アップ」という言葉がありますが,さまざまなことに挑戦していくことで理学療法士,組織人,社会人として成長ができたような気がしています.もちろん,失敗も多々ありました(ここではとても言えませんが).
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