連載 患者エクスペリエンス もしも患者の内なる声が聞こえたら・7
「患者・家族アドバイザー委員会」 患者を“舞台裏”に招く患者エクスペリエンス
近本 洋介
1
1Caring Accent(ケアリング・アクセント)
pp.664-669
発行日 2020年7月10日
Published Date 2020/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201632
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この連載では,医療に関する患者による主観的評価である患者エクスペリエンス(PX)が,医療の質のさらなる向上に貢献する可能性について考察していきます。米国で利用されているPXの実践を支えるツールやエクササイズを,読者の皆さんが,日本の臨床現場で試験的に導入できるような形で紹介し,読者の皆さんが日本のPX実践の先駆者となって活躍されることをお手伝いしたいと願っています。
今回は,「患者の内なる声」を医療のプロセスやアウトカムの向上に活かすための方法の1つとして,医療機関のスタッフ会議という舞台裏に,患者や患者の家族を招いて「内なる声」を活かそうとする患者・家族アドバイザー委員会と呼ばれる試みについて紹介します。
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