実践報告
広島市教育委員会からアドバイザーを招いての公開授業
小林 由香
1
1広島市立看護専門学校
pp.326-331
発行日 2014年4月25日
Published Date 2014/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102680
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はじめに
2010年2月に厚生労働省から出された「今後の看護教員のあり方に関する検討会」報告書1)によると,看護教員の質を向上させるために,継続教育とキャリアアップのしくみの充実が求められている。そのため,看護師等養成所内におけるFD(Faculty Development)活動の一環として,教員相互の授業評価による教育実践能力の向上などといった能力開発への取り組みが進められている。
本校のFD活動は,2004年から学生による授業評価アンケートを実施し,2009年から教員相互の授業評価(公開授業)を実施しており,教育実践能力の向上に向けた取り組みを継続している。また,本校は広島市立の専門学校という強みを最大限活用し,広島市教育委員会の協力を得て,新人看護教員(以下,新人教員)の公開授業に教育指導主事をアドバイザーとして招き,助言・指導を受ける機会を設けている。
ここでは,教育委員会からアドバイザーを招いて実施している公開授業の成果を報告する。
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