連載 患者エクスペリエンス もしも患者の内なる声が聞こえたら・5
新型コロナウイルスによる緊急事態下で考える患者エクスペリエンス
近本 洋介
1
1Caring Accent(ケアリング・アクセント)
pp.468-472
発行日 2020年5月10日
Published Date 2020/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201584
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この連載では,医療に関する患者による主観的評価である患者エクスペリエンス(PX)が,医療の質のさらなる向上に貢献する可能性について考察していきます。米国で利用されているPXの実践を支えるツールやエクササイズを紹介することで,読者の皆さんが日本のPX実践の先駆者となって活躍されることをお手伝いしたいと願っています。
今回は,新型コロナウイルスの感染が急速に広がっている米国において,医療機関ならびに一般市民が物理的な距離の確保や物理的隔離といったチャレンジに直面する中で,あるに越したことはないけれど必ずしも必要ではないと考えられがちな患者エクスペリエンス(PX)の在り方について模索している状況を紹介します。面会や付き添いに関するテーマと,PXを支える1人ひとりのスタッフをどのようにサポートしていくかに関するテーマを中心に考察していきます。
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