特集 「重症度,医療・看護必要度」を俯瞰する 実態を把握し,マネジメントや質評価の鍵を探ろう!
重症度,医療・看護必要度の評価法ⅠとⅡの差異に注目して—急性期医療機関750施設の分析結果から
森脇 睦子
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1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 東京都地域医療政策学講座
pp.625-631
発行日 2020年7月10日
Published Date 2020/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201626
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2018年度の診療報酬改定において,「重症度,医療・看護必要度」の評価法として,従来の「評価法Ⅰ」に加えて,診療実績データ(DPCデータのEFファイル)を基にした「評価法Ⅱ」が新たに追加された。2020年度の診療報酬改定では,400床以上の医療機関や特定機能病院で評価法Ⅱでの評価が必須となった。本稿では,2つの評価法間で生じる差異を,「看護必要度基準の充足」「施設規模(病床)別」の観点から分析し解説する。なお次節では1病院における2つの評価法間に生じた差異を取り上げる。
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