連載 あたらしいリウマチ・膠原病診療の話・7
リウマチ性疾患の緊急事態
萩野 昇
1
1帝京大学ちば総合医療センター 血液・リウマチ内科
pp.2026-2031
発行日 2015年10月10日
Published Date 2015/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223776
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リウマチ科医が「数秒〜分の単位」で意思決定しなければならないシチュエーションは,頻繁ではない.あるとすれば,心血管疾患など,併存する病態による「急変」の時だろうか.リウマチ科医が院内を走ってベッドサイドに駆けつけることはそれほど多くない.
一方で,「数時間の単位」で意思決定を要することは非常に多い.時間単位での微調整を繰り返すことによって,院内を「走らなくても済むように」するのがリウマチ・膠原病診療であるといえる.
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