特集 レジリエンス・エンジニアリング 「失敗事例」から「うまくいっていること」に着目するポジティブなこれからの医療安全
【コラム1】複雑な職場をどのように改善していけるか—内服業務の手順の可視化によるインシデントの原因探索とアプローチの考察
橋本 世子典
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1大阪府済生会大阪整肢学院 看護部
pp.1014-1015
発行日 2019年11月10日
Published Date 2019/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201433
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煩雑な日常業務の中での課題
日頃の日常業務の中で,「なぜマニュアル通りに行っているのに間違いが起こるのだろう」「どうすればインシデント報告件数が減るのだろう」とお悩みになっている方も多いのではないでしょうか。「煩雑な業務の中で行っている確認作業は役に立っているのだろうか」「もっと効率のいい方法はないだろうか」とモヤモヤした気持ちで日々の業務を管理されている方も多いかと思います。
筆者は医療安全管理者として急性期病院に勤務していたときに,滋慶医療科学大学院大学で医療安全管理学を学びました。
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