特集 対話のプロセスを支援する倫理カンファレンスの技法 ジレンマ・メソッド
臨床倫理サポートの新しい流れ—委員会からチーム,そして対話の文化へ
田代 志門
1,2
1東北大学大学院文学研究科社会学専攻分野
2国立がん研究センター中央病院臨床倫理支援室
pp.702-708
発行日 2019年8月10日
Published Date 2019/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201355
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近年,チーム形式での倫理コンサルテーションを活用する医療機関が増えている。本稿の前半では,その普及の経緯と課題を整理する。また,倫理的課題については,最終的に当事者間で話し合い,その患者にとっての最善の判断を導く必要があることを確認する。本稿の後半では,そうした対話を促進する,構造化された倫理カンファレンスの技法としてのMCD(moral case deliberation)について概観する。
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