特集 「看護研究」を問い直す “現場主体の質改善”を目指すマネジメント
事例紹介
外来化学療法室の待ち時間調査に基づく業務改善と運用ルール改訂の検討
入江 佳子
1
1筑波大学附属病院看護部
pp.242-246
発行日 2019年3月10日
Published Date 2019/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201228
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筑波大学附属病院(以下,当院)外来化学療法室では,患者の漸増を背景に,安全かつ苦痛を少なく治療を提供するための施設設備やスタッフ配置の検討に当たり,その根拠となるデータ集積が必要と考えた。そこで,患者サービス評価の一貫として,患者待ち時間などを調査し業務評価と業務改善指標の探求およびマニュアル変更の指標作成を継続的に実施している。患者数動向やスタッフ配置によって変化するその時々の課題に関して検討を行い,業務の評価と改善に向けた指標が得られた。その指標が根拠となり,運用体制や人員配置の変更につながった。
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