実務のポイント 医事
医事の待ち時間短縮と改善
赤畠 健
1
1川崎医科大学付属病院業務部
pp.884-885
発行日 1980年10月1日
Published Date 1980/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207274
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病院人としての事務的錬磨を究めた医事課職員は,患者に対する誠意ある応対はもちろん,患者の立場にたって,診療に関わる諸問題を的確に処理することが大切である.なかでも,待ち時間の解消のための"検討と改善"は医事課職員のみならず,患者のためにある病院として全員が十分認識しなければならないことである.ちなみに,病院として可能な範囲で改善を行ってきた事柄を当院の診療関係の中にみれば,診療開始時間の統一・内科専門外来分野での総合外来(振り分け外来)の開設・医師階級別診療時間表の実現等がある.今日までに改善を行った待ち時間短縮の基準とするためのデータを参考に記す.
ここに示す円グラフは,改善の試みを始あて4年目の昭和54年4月から5か月間で,無差別に新来患者330人を対象に患者1人ずつエスコートして診療にかかる待ち時間を調査したものである.
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