特集 「看護研究」を問い直す “現場主体の質改善”を目指すマネジメント
コラム・インタビュー
—【コラム】—JINGRのすすめ—臨床と研究のギャップを埋めよう—東京慈恵会医科大学附属病院ICUの取り組み
坂木 孝輔
1
,
山口 庸子
1
1東京慈恵会医科大学附属病院ICU
pp.208
発行日 2019年3月10日
Published Date 2019/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201221
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現場に相談できる人がいてほしい
現場では,「エビデンスに基づく実践がしたい」と思う一方で,日常業務に追われ,理想と現実のギャップを感じている看護師は少なくないと思います。臨床で分からないことがあったとき,いきなり原著論文を調べるという人は少ないでしょう。まず先輩や他職種に聞いてみたり,教科書や雑誌の特集を見たりするのではないでしょうか。
日常の実践から生じる疑問はあっても,それをPICOやFINERといった枠組みを使ってリサーチクエスチョンに落とし込むのはなかなか難しいものです。いざ,情熱を持って信頼できる仲間たちと研究しようと思っても,時間がなかったりメンターがいなかったりするのが現状ではないでしょうか。
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