特集 「高齢者の治療選択」を支える 患者にとっての最善を見据えて
—【実践報告:東京都健康長寿医療センターの取り組み】—超高齢認知症患者への検査継続は患者の益となるのか
木村 陽子
1
1東京都健康長寿医療センター看護部
pp.476-480
発行日 2018年6月10日
Published Date 2018/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200994
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筆者は高齢者専門の急性期病院で,スタッフナース,認知症看護認定看護師,病棟看護師長と経験を積んできた。その中で,急性期病院におけるエンド・オブ・ライフ・ケアのありよう,治癒の見込みがない段階での治療やケアの差し控えという選択肢について考えを深めてきた。本稿では,「身体抑制を伴う超高齢認知症患者への検査実施」の事例を紐解きながら,患者にとっての益・最善を追求する看護について考察する。
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