特集 地域で暮らすがん患者への包括的支援 病期の進展を見据え,移行期を支える体制づくり
理想の地域包括的緩和ケアセンターを目指して—一般急性期病院を中心とした地域多機能緩和ケアの提供
奥山 慎一郎
1,2
1山形県立河北病院 緩和ケア科
2山形県立河北病院 地域医療支援部
pp.136-141
発行日 2016年2月10日
Published Date 2016/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200389
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地域の緩和ケアリソースが偏在している自治体は少なくない。山形県村山地域も同様である。筆者はOPTIMプロジェクトなど経験を生かし,医療資源が偏在する地域にある一般急性期病院の緩和ケア医として,緩和ケア病棟の開設など多機能の緩和ケアを提供する体制を整え,村山地域で暮らすがん患者・家族に包括的な支援を開始している。本稿では筆者の取り組みから,がん患者を支えるコミュニティづくりを考察する。
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