特集1 看護管理者としての意思決定 新たな看護ケアの創出に向けて,スタッフとともにいかに歩むか
【対談】全員参画型の意思決定をめざして—相互に支援し合い,新たなケアを創造するこれからの看護組織
金井 壽宏
1
,
勝原 裕美子
2
1神戸大学大学院経営学研究科
2聖隷浜松病院
pp.10-20
発行日 2016年1月10日
Published Date 2016/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200362
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看護現場が時々刻々と変化する中,看護管理者には意思決定が常に迫られている。
本対談では,今後の看護部門における意思決定のありようとして,勝原裕美子氏が聖隷浜松病院のスタッフとともに実践している全員参画型の意思決定に基づく組織運営に焦点を当てたい。
わが国における組織開発研究の第一人者であり勝原氏の博士課程の指導教官でもある金井壽宏氏と勝原氏の対談を通じて,意思決定の主体は現場であるとする「シェアード・ガバナンス」という概念を紹介するとともに,そうした意思決定を可能にする相互に支援し合う組織づくりについて考察する。
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