特集 国家試験対策―わが校はこうしている
学生全員の看護婦国家試験合格をめざして
中村 真理子
1
1東海大学医療技術短期大学
pp.17-20
発行日 1998年1月25日
Published Date 1998/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901758
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はじめに
1950(昭和25)年に第1回看護婦国家試験が実施されて47年が経過した.看護婦国家試験は,看護職に必要な知識,技術,態度の専門的な能力が一定の水準に達しているかを判定するために行われるものである.この数年間の看護婦国家試験の出題内容は,看護の場面における判断能力を問う問題が増えてきてはいるが,まだ広範な医学知識に関する問題に約60%を占められているのが実情である.
したがって,1997年度から新カリキュラムによる看護教育が始まった今,看護婦国家試験のありかたを含め,出題者や試験問題・内容を見直す良い機会であると考える.看護職に求められる社会のニーズに対応した看護婦国家試験へと変化することが望まれる.
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