連載 臨床現場で実践したい「倫理的合意形成」入門・8
【事例編❶】倫理研修の紹介「周産期医療における医師と看護師の協働」
吉武 久美子
1
1東京工科大学医療保健学部看護学科
pp.1046-1049
発行日 2015年11月10日
Published Date 2015/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200326
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これまで倫理的合意形成の考え方(知識編)と倫理研修を実践するための具体的方法(実践編)について述べてきました。残りの数回は,領域や場面の特徴をイメージしやすくするために,実際の研修事例を紹介したいと思います。
今回ご紹介する事例は,合意形成の研究に取りかかり始めた頃のことで,先行研究でも一部,紹介しています1)。関東地域にある大学病院で産科と小児科,いわゆる周産期領域で働く看護師,助産師,医師を対象にした研修でした。私は,実際に担当者(ファシリテータ)として研修に関与しました。今回は,この事例を使って,合意形成手法を取り入れた研修の特徴をより身近にイメージしていただければと思います。
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