連載 エビデンスと実践をつなぐ 量的研究論文の読み方・使い方・2.
EBPの第1歩は,よい「問い」を持つこと
加藤 憲司
1
1神戸市看護大学看護学部
pp.930-932
発行日 2015年10月10日
Published Date 2015/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200300
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EBPの5つのステージ
読者の皆さんは,「エビデンス(根拠)に基づく実践(evidence-based practice:EBP)」という言葉をもちろんご存じですよね。そして看護実践が「エビデンスに基づく」ものであることの重要性も,日常的に感じておられることと思います。前号から始まったこの連載は,EBPのために必要とされる基本的な技術を,1回につきワンステップずつ身に付けていっていただくことを目指しています。エビデンスの情報源として最も重要な情報源は質の高い研究なので1),本連載でも論文の読み方の解説が中心となります。
EBPは一般に,次の5つのステージに分けられます2)。
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