連載 看護事故の舞台裏・19
転倒・転落事故②—身体拘束拒否後の転倒事故
長野 展久
1
1東京海上日動メディカルサービス医療本部
pp.620-623
発行日 2015年7月10日
Published Date 2015/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200231
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前回に引き続いて,連載の第19回は病院内で発生した転倒・転落事故を取り上げます。高齢者の転倒・転落にはやむを得ない面も多いと思いますが,事故後に重い後遺障害が残ったり,生命に関わる事態へ発展したりすると,施設側の管理・監督責任がクローズアップされがちです。金銭的な賠償を求めて紛争化することも稀ではありません。事前に患者さんや家族との信頼関係が十分に構築されていればいいのですが,些細なボタンの掛け違いが重大な結果を招くこともあります。
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