特集 最期まであなたらしく生きることを支える「アドバンス・ケア・プランニング」 今後を見通したケアを計画する対話を通じた支援のプロセス
実践報告
エンド・オブ・ライフケアの実践と課題
—医療は高齢者を幸せにしているのだろうか—訪問看護師の立場から考察する高齢者・家族の意思決定支援と実現
藤田 愛
1
1北須磨訪問看護・リハビリセンター
pp.25-33
発行日 2015年1月10日
Published Date 2015/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200076
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筆者は慢性疾患看護専門看護師として,在宅というフィールドで看護実践を重ねてきた。本稿では約6年にわたり訪問看護サービスを提供してきた非がん高齢者が下降期から終末期を迎えるまでの期間,家族皆で最善を追求しようとする意思決定のプロセスに,濃密に寄り添い,支援を続けた看護実践の記録である。絶対的正解はない「意思決定支援とその実現」における,1つの理想形を提示する。
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