連載 看護管理の現場を紐解く ミッションを共有し,ともに価値を創り出す組織を目指して・6
評価制度と評価
武村 雪絵
1
1東京大学医科学研究所附属病院
pp.888-891
発行日 2014年9月10日
Published Date 2014/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686103192
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
前回,安心して働く土台として「評価」と「報酬」が重要であることを述べた。今回は「評価」についてもう少し説明を加えたいと思う。
「評価」は「人事」の要素の1つである。「人事」には,採用,配置,評価,育成,異動,任用,昇降格,賃金,福利厚生など,広く「人」に関することが含まれる。1つの部署を運営しているときには,「育成」以外で「人事」に関わっている実感が少ないかもしれないが,これらの人事の要素は密接に関連しており,本来,切り離して考えることはできない。どういう人を採用し,どの部署に配属し,どのようにして能力を開発し,発揮してもらうかは,一連のことがらであり一貫性が求められる。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.