特集 真に効果的なダブルチェック体制とは 与薬インシデント防止に向けて
扉
pp.425
発行日 2014年5月10日
Published Date 2014/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686103070
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近年,医療事故の防止策においてはシステムエラーやコミュニケーションエラーがクローズアップされ,ワークフローやデバイスの改善,ノンテクニカルスキル教育などが試みられている。しかし病棟内において与薬業務など医療行為の最終提供者となることが多い看護師には,実施直前のダブルチェックや復唱など、以前から推奨されてきたアナログとも言える確認行為が欠かせない。また、ダブルチェックしたにもかかわらずインシデントに至ってしまったという報告も後を絶たないという。
本特集では,看護部内でインシデント報告の多い「与薬業務」を中心に,効率的かつ有効なダブルチェック体制とはどのようなものか,また,その構築方法についてさまざまな視点から考えたい。
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