連載 政治と看護の話をしよう!・17【最終回】
看護職の政治参加―制度の変革に関心をもつこと
石田 昌宏
pp.587
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102819
- 有料閲覧
- 文献概要
参議院議員選挙が近づいてきた。政策的には明確な争点がはっきりしにくいなか,政権の安定か否かが問われる選挙になるのだろう。しかし,選挙直後には消費税値上げやそれに関する社会保障改革の議論が行なわれ,医療や福祉についても,これからしばらくの見取り図が固まる大事な選挙だ。
さて,“制度を守ろうとすると患者から遠くなる”という声がある。特に看護管理者にとってはこういう感じを抱くことが多くはないだろうか。無理にでも書かなければならない書類,細かすぎて柔軟性に乏しいルールなど,「看護をしている」という実感とは離れた状況を生む場合もある。
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.