連載 政治と看護の話をしよう!・3
人間に対する深い理解を政治の根っこに
石田 昌宏
pp.240
発行日 2012年3月10日
Published Date 2012/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102378
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診療報酬,介護報酬の同時改定が行なわれた。特に診療報酬の改定はプラス0.004%。この数字をみるだけで,いかに打算的配慮が行なわれているか,よくわかるだろう。金額ベースでみると1病床1日あたりで数円アップする程度だ。現場の実感は全くわかない。
政府はプラス改定になったと胸を張っているが,現場の求めているプラス改定は,実感を伴わないと意味がない。またマイナスでないだけよいという意見もあるが,そろそろ医療従事者の努力や我慢も限界にきていることに気づいているのだろうか。
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